ヘッダーイメージ 本文へジャンプ
第11話 失われた宇宙船

【前半】
ブルーアース号で月面をパトロールしていたスペース・ナイツは、謎の宇宙船を発見する。ワルダスターの宇宙船かと思われたが、その宇宙船はいつものように攻撃してこなかった。「黙っていればこっちがやられる」と、城二はひろみとアンドローの制止を振り切ってテッカマンとなって出撃、一撃で宇宙船を撃破した。宇宙船は全くの無抵抗であった。
アンドローは宇宙船がワルダスターのものだという確証はあったのかと城二に問う。宇宙人と見れば敵と決めつける城二の態度がアンドローは不満であった。
アンドローは海岸で、海を漂流していた遭難者らしき若い女性を助ける。女性はセンターの医務室に運ばれた。その女性はカレンと名乗る。アンドローと城二は彼女の首飾りの石が地球の石ではないことに気づく。
ランボスはテッカマンを倒すためには変身前に倒すしかないと考え、宇宙開発センターにアメーバ星人を送り込む。アメーバ星人はアメーバ状になり人間を包み込んで窒息死させる。センターではアメーバ星人により警備兵が次々に犠牲になっていった。
カレンを家に送った帰りにアンドローはアメーバ星人に襲われるが、宇宙バズーカで倒す。星人の狙いは城二であった。

【後半】
月面から回収された謎の宇宙船の残骸を分析した結果、ワルダスターの宇宙船ではなかったことが判明、天地局長からそのことを伝えられて衝撃を受ける城二。残骸の中にはカレンの首飾りと同じ石もあった。
海岸でアンドローはカレンと再び会う。アンドローは自分がサンノー星人であるとカレンに告白する。カレンも地球人ではなく宇宙人であることを告白する。地球に交流を求めに来ただけにも関わらず、一方的に両親も仲間も殺されたカレンはテッカマンを憎んでおり、復讐すると言う。
アンドローとカレンが話しているところに、3体のアメーバ星人が現れる。仲間の敵を討ちに来たのだ。アンドローとカレンはアメーバ星人に包み込まれて窒息させられそうになるが、アメーバ星人の身体を突き破り危機を逃れる。残った一人のアメーバ星人が逃げようとするところに城二が現れる。アメーバ星人の宇宙船の場所を聞き出すと、城二は逃げていくアメーバ星人を撃つ。カレンに宇宙バズーカの使い方を見せるためだった。復讐心に燃えるカレンに、城二はある時がきたらそれで自分を撃てと宇宙バズーカを渡し、アメーバ星人のナマコ型宇宙船の潜んでいる月の裏側にカレンをブルーアース号に乗せて連れていく。
テッカマンはアメーバ星人のナマコ型宇宙船に向かっていく。ナマコ型宇宙船からはクリスタルのような半透明の針が連射され、テッカマンに次々に突き刺さる。テッカマンは反撃せず攻撃に耐えながら、アメーバ星人を一瞬にして倒し、リープ航法装置の搭載された宇宙船を無傷で手に入れる機会を待っていたのだ。
針攻撃で動けなくなったと見せかけ、とどめと刺すために型宇宙船からアメーバ星人が降りて来たところで、テッカマンはボルテッカを発射、5体のアメーバ星人を一瞬の内に倒すのであった。
ブルーアース号に戻った城二はカレンに言う。宇宙バズーカで自分を撃ち、無傷のナマコ型宇宙船でリープして自分の星にかえれと。宇宙バズーカの引き金を引こうとするカレン。それをアンドローは、城二と同じ過ちを犯すことになる、と言って止める。ペガスも、もう城二は十分苦しんだから許してやってください、とカレンに頼む。
カレンは撃たずに、アンドローに送られてナマコ型宇宙船に乗り自分の星に帰っていった。城二は自分の犯した罪を自分の命で償おうとしたのだった。
ペガスとともに地球に帰ろうとする城二。そこにアンドローが戻って来た。
サンノー星に変える機会を棒に振ったアンドロー。リープ航法の解明に必要な宇宙船を手放してしまった城二。二人は腹の底から笑い合い、地球へ帰るのだった。


【次回予告】
ワルダスターは警戒厳重な宇宙センターを叩くため、5つのメカを流れ星に見せかけて地球に放った。これらのメカは一つ一つが独立しても恐るべき性能を発揮し、合体すれば、宇宙ロボット、ビッケスターにもなる。そしてワルダスターはペガスを倒せば城二がテッカマンになれないことを知り、密かにペガスを狙う。そして、宇宙人スパイによりペガスは洞窟の奥深くに閉じ込められる。テッカマンになることができない城二に、ビッゲスターが迫る。次回宇宙の騎士テッカマン「激突!ロボット軍団」にテックセッター!

フッターイメージ
inserted by FC2 system